太陽光遠隔監視システム『いつどこモニタ』に新機能追加
幸設備工業株式会社は8月12日、太陽光遠隔監視システム『いつどこモニタ』に「発電診断」が出来る機能を追加すると発表した。この機能は、遠隔監視装置としては初めてとのこと。
これは、利用者の発電所がある地域の日射量、太陽光パネルの種類・容量、設置角度・方角などを考慮した本来持つ発電能力と、実際の発電量を比較して発電性能を診断する機能で、これを使うことで不具合や経年劣化などを顧客自身が判断できるという。
「基準発電量」と「実発電量」の比較で適正な判断
太陽光パネルは通常、経年劣化により10年間で10%ほど発電量が低下するとみられている。監視装置は一般に、実際の発電量とメーカーシミュレーション値を比較することになるが、パネル本来の性能による発電量が分かると、その時の発電量低下原因が異常あるいは経年劣化のいずれによるものかを診断できる。
そして、メーカーが出力保証をしている場合は、経年劣化での出力低下が生じた時の早期対応につながるほか、出力低下を示す根拠のデータとして利用できるとのこと。
「いつどこモニタ」は、居住地域の日射量、太陽光パネルの種類・容量、設置角度・方角などを考慮した本来の性能による発電量を「基準発電量」として、「実発電量」(実際の発電量)と比較でき、適正な判断が行えるとしている。
なお、このサービスは2016年8月末頃より適用となり、現在は同社のホームページ(下記リンク)からデモ画面で機能を体験できるようになっている。
(画像はプレスリリースより)

幸設備工業株式会社 プレスリリース
http://yukisetsubi.com/news/#post-2001いつどこモニタDEMO画面
http://itsudokodemo.solar-m.jp太陽光遠隔監視システム『いつどこモニタ』ホームページ
http://yukisetsubi.com/monitoringsystem