発電規模は長崎県内で最大
ソーラーフロンティア株式会社は、同社と株式会社チョープロにより設立された長崎ソーラーエナジー合同会社が、長崎空港隣接地メガソーラーの竣工式を行ったことを発表した。
このメガソーラー「SOL de 大村 箕島太陽光発電所」は、長崎県大村市簑島にある長崎空港の隣接地に建設された。発電規模は約30メガワットで、初年度の発電量は、一般家庭約7,500世帯分の年間電力消費量に相当する、約3,700万キロワットを見込んでいる。
建設にあたり、ソーラーフロンティアが、光の反射が航空機の運航に影響を与えない防眩性をもつCIS薄膜型太陽電池モジュールを供給し、千代田化工株式会社がEPCとして設計・調達・建設を担当した。
また、海上空港である長崎空港滑走路に隣接する立地ということもあって、航空機の離着陸による高さ制限等に関して、細心の注意を払ったことに加え、九州電力に電力を送る海底ケーブルが敷設されるなど、高い難易度の工事が行われた。
環境保護と経済発展効果で地域に貢献
ソーラーフロンティアの主要商品であるCIS太陽電池は、従来の結晶シリコン系太陽電池に比べて、高温時の出力ロスが少なくてすみ、部分的な影の影響も少なく、太陽光に当たると出力が上がるという性質をもっているので、実質的な発電量で結果を出すことができるものである。
そして、このCIS太陽電池を使用したメガソーラー建設にあたり、土地の確保、設備の計画・設計・建設という非常に複雑な工程について、顧客のニーズ、条件等を勘案のうえ、設計から管理・保守までベストソリューションを提案している。
今回のプロジェクトの竣工は、長崎県に加え、地域のエネルギー供給者であるチョープロとソーラーフロティアの連携の成果である。同社は、今後もそれぞれのノウハウを活用することで、環境に優しく、経済性に優れた太陽光発電の普及を通して、地域に貢献していく意向を示している。
(画像はプレスリリースより)

ソーラーフロンティア株式会社
http://www.solar-frontier.com