発電実験や発電所内の見学などが行われる
新潟県は8月2日、7月30日に上越市の上越利水事務所が新高田発電所と城山浄水場の合同見学会を開催した件についてホームページに掲載した。合同見学会には26人が参加した。
新高田発電所における見学会では、模型を使って水力発電所の仕組みが説明されたほか、ミニ水力発電機を用いてLEDを点灯させた。
また、見学会では同発電所の発電機や、配電盤室、水車室を見学した。発電機は高さ3.3mであるが、危険防止のためカバーで覆われていた。水車室では、発電機と水車をつなぐ主軸が1分間に600回転しているとの説明があり、実際に主軸が回転している様子を見学した。
そのほか、城山浄水場では、薬品を使用して川の水をきれいにする実験が行われたほか、浄水処理施設の見学が行われた。
新高田発電所について
高田発電所に隣接する新高田発電所は、昭和59年に運転を開始した発電所で、最大出力は2500キロワットだ。
高田発電所は、上水道と共同で水を使用しているため、河川の水が少なくなっても、水道用として水を放流する必要がある。高田発電所が水道水として放流する水を発電に利用したのが新高田発電所だ。そのため、放流される水のエネルギーを有効利用する形となっている。
また、発電所は無人化されており、新潟県発電管理センターからの遠隔監視により制御されている。
上越利水事務所は、今後も施設見学の機会を設けたいとしている。

新潟県 上越利水事務所
http://www.pref.niigata.lg.jp/risui新潟県 新高田発電所
http://www.pref.niigata.lg.jp/kigyoshisetsu