気象協会がチャレナジー社の『台風発電実証実験』を支援
一般財団法人 日本気象協会は8月4日、株式会社チャレナジーが8月7日から沖縄県南城市で実施する「台風発電実証実験」に対して支援を行うと発表した。
風力発電機はプロペラを用いたものが一般的だが、強風により暴走し事故・故障をまねくリスクがあるため、強風時に止める必要がある。
世界で初めて実用化を目指す次世代風力発電機
これに対し、チャレナジー社が世界で初めて実用化を目指す「垂直軸型マグナス風力発電機」は、プロペラではなく円筒を気流中で自転させたときに発生する「マグナス力」により動作する次世代風力発電機で、風速に合わせて円柱の回転数を制御できるという。
プロペラ式と比べ、安全性向上や低コスト化とともに静音化が期待できるほか、理論上は台風のような強風時にも発電することが可能といい、チャレナジー社はこの実用化に向け、8月7日から沖縄県南城市で「台風発電実証実験」を行うこととしている。
同協会は、これまで行ってきた事業経験をもとに、この実証実験内で行われる風況観測を支援するとし、その一つとしてオンライン気象情報サービス「MICOS Fit」を使った「チャレナジー台風気象情報サイト」を実証実験のために新たに構築、台風に関する各種気象情報をチャレナジー社に提供するとのこと。
(画像はプレスリリースより)

一般財団法人 日本気象協会 プレスリリース
http://www.jwa.or.jp/news/2016/08/post-000715.html台風発電の紹介(株式会社チャレナジーより)
https://challenergy.com/typhoon/