豪金融機関と12.5%の株式を間接的に取得する契約を締結
住友グループで総合商社大手の住友商事株式会社は、『ギャロパー洋上風力発電事業』の建設を進めるイギリス洋上風力発電事業会社の株式12.5%を、オーストラリアの金融機関大手「Macquarie」との間で間接的に取得する契約を締結。それにより、同事業の参画が決定したと発表した。
北海洋上にて開発が進む約2,000億円のプロジェクト
『ギャロパー洋上風力発電事業』は、イギリス沖合約27kmで水深27~36mとなる、北海洋上にて開発が進められる風力発電事業で、計画ではSiemens社製発電タービン合計56基を設置し、総発電は336MW規模の発電量となる。
また年間発電量では約34万世帯分の年間消費電力量に相当し、その発電されたクリーンな電力は、イギリスの電力会社に約25年間の長期契約に基づいて売電される予定。
総事業費が約2,000億円となるプロジェクトファイナンス組成は2015年10月に完了し、2018年の完工を目指して現在建設工事中である。
洋上風力発電の最大市場であるイギリスでの実績強化
同社では、洋上風力発電の最大市場であるイギリスを重要戦略市場の一つに位置付けており、その事業機会を検討していた中で参画が実現した事になる。
なお洋上風力発電事業では、現在までにベルギーにおいて3事業合計546MWに参画した実績を持つ。
同社では今後、同事業を通じた経験とノウハウを蓄積し、他の株主とのパートナーシップを活用した欧州での洋上風力事業等を推進していく方針を示した。
(画像はプレスリリースより)

住友商事株式会社 ニュースリリース
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