太陽熱利用給湯・空調システムを導入
栃木県は、太陽熱利用事業の事業化計画策定等業務の受託者について、公募型プロポーザルを実施することを発表した。
この委託業務は、栃木県内における太陽熱の導入促進を図るために、栃木県立日光霧降アイスアリーナでの太陽熱利用設備モデルの導入に必要な事業化計画の策定及び設備導入に必要な実施設計を行い、県内に広く普及啓発を行うことを目的としている。
導入を検討する設備は、太陽熱利用給湯・空調システムで、委託履行期間は、契約締結日から2017年2月15日まで、委託費用は9,990,000円を上限とする。
現状調査や省エネ効果検討、普及啓発も
具体的な事業の実施方法は、導入検討施設の既設置設備・エネルギー消費量・設備運用状況等の現状把握調査、周辺環境条件の調査、熱需要調査、導入設備の具体的提案と導入費用の算定、導入後に見込まれる省エネ効果・CO2・光熱費削減効果等の算定、事業採算性の評価、設備導入の実施設計、などがある。
こうした業務に基づき、「導入検討施設の現状把握調査方法」「事業採算性に基づく導入設備の検討方法」「省エネ効果等の把握方法」の項目について提案を行い、併せて、同アイスアリーナに導入する太陽熱利用設備を県内に広く普及啓発するためのツールについて検討し、提案を行うことが求められている。

栃木県
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