「アイミッションズパーク堺」の屋根を賃借したソーラー設備
リース業や金融業を中心に多角的な事業を展開するオリックス株式会社は、大阪府堺市にある大型物流施設「アイミッションズパーク堺」の屋根を賃借して設置したソーラー設備で、屋根設置型太陽光発電事業を開始したと発表した。
単独の物流施設としては国内最大級の2.75MW
今回太陽光設備が設置された「アイミッションズパーク堺」は、伊藤忠商事株式会社とMapletree Investments Pte Ltd.が共同開発した物流施設で、「屋根借りメガソーラー」(屋根借り方式の太陽光発電設備)における単独の物流施設としては国内最大級となる。
「アイミッションズパーク堺」では、三晃金属工業株式会社の施行により施設の上に10,368枚のパネルが並べられ、出力規模2.75MWの発電を行う。また年間予想発電量では、一般家庭約860世帯分の年間消費電力に相当する、3,094,994kWhを見込んでいる。
稼働済みの「アイミッションズパーク野田」と合わせ4.31MWの発電規模
屋根設置型太陽光発電事業は、企業などが所有する物流倉庫や大型商業店舗あるいは工場などの、屋根というこれまで利用されてなかった空いたスペースを賃借し、そこを有効活用して太陽光発電設備を設置、そして発電するという事業である。
オリックス社では、他にも千葉県野田市の「アイミッションズパーク野田」(最大出力1.56MW)においても同様の事業を行っており、両施設を合わせると4.31MWの太陽光発電を行う事になる。
また同事業においては、未稼働204サイトを含む全国375サイトにおいて、最大出力100MW以上の開発運営を手掛けており、同社は今後も同事業を拡充展開し、建物の付加価値の向上と顧客の収益向上に貢献していくとしている。
(画像はプレスリリースより)

オリックス株式会社 ニュースリリース
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