バーチャルパワープラント構築実証事業への参画を発表
富士電機株式会社は8月1日、同社を含む14社※ が、経済産業省資源エネルギー庁の補助事業である「バーチャルパワープラント構築実証事業」を、同日より本格的に開始すると発表した。
14社が共同で申請したこの実証事業については、一般財団法人エネルギー総合工学研究所(補助金執行団体)から、既に7月21日に補助金の交付決定通知を受領している。
※ 14社:関西電力株式会社、富士電機株式会社、株式会社三社電機製作所、株式会社GSユアサ、住友電機工業株式会社、日本ユニシス株式会社、株式会社NTTスマイルエナジー、株式会社エネゲート、エリーパワー株式会社、株式会社大林組、一般財団法人関西電気保安協会、株式会社ダイヘン、Nature Japan株式会社、三菱商事株式会社。
この事業は、社会全体として効率的なエネルギー利用に役立つエネルギーインフラの基盤構築に向け、これまでにない新たなエネルギーマネジメントの実現を目指すものという。
あたかも1発電所のように機能させる仕組み構築を目指す
具体的には、電力系統に点在する顧客の機器(リソース)をIoT(モノのインターネット) 化して一括制御することで、顧客設備から捻出できる需給調整力を有効活用し、あたかも1つの発電所のように機能させる仕組みの構築を目指すことになる。
これにより、電力系統での需給調整力が増強されるため、太陽光発電など再生可能エネルギー電源の追加導入も可能になるとのこと。
なお、この実施は関西エリアを中心とした企業内設備と顧客設備を対象とし、実施期間は平成29年2月28日までとなっている。

富士電機株式会社 プレスリリース
http://www.fujielectric.co.jp/about/news/detail/(別紙1)事業内容の概要
http://www.fujielectric.co.jp/about/news/pdf/