JISC8955、建築基準法、地方条例で算出を
8月1日、一般社団法人太陽光発電協会は積雪荷重の算出においてJISC8955(太陽電池アレイ用支持物設計標準)及び建築基準法、あるいは地方条例に基づいて実施するよう発表した。
特定畜舎等だと数値が過小な結果に
太陽光発電システム設計時の積雪荷重の算出において、国土交通省告示第474号「特定畜舎等建築物の構造方法に関する安全上必要な技術的基準を定める告示」別表に記載された垂直積雪量を使用した事例が報告されていることを受けての注意喚起となった。
設計用垂直積雪量の比較例として、札幌市ではJISまたは建築基準法による垂直積雪量測定だと1.664mに対し地方条例では1.40mと大差ないが特定畜舎等での垂直積雪量測定だと1.00mとなっており数値が過小な結果となっている。
対象外となる太陽光発電システムの設計には使用不可
同告示は畜舎(家畜・家禽を収容する施設)や堆肥舎(家畜排泄物処理・保管施設)における構造基準を定めたものであり、対象外となる太陽光発電システムの設計には使用不可であるとしている。
本件に関する問い合わせ先は一般社団法人太陽光発電協会で、住所は〒105-0004東京都港区新橋2-12-17 新橋I-Nビル8階。電話番号03-6268-8544。FAXは03-6268-8566となっている。
(画像はプレスリリースより)

一般社団法人太陽光発電協会プレスリリース
http://www.jpea.gr.jp/pdf/t160801_2.pdf