秋田港と能代港での洋上風力発電事業開発調査に参画
関西電力株式会社は7月27日、秋田県が公募した「秋田港及び能代港における洋上風力発電事業」の開発可能性調査を、共同事業実施者(丸紅株式会社など全13社)とともに実施することに、同日、合意したと発表した。
この事業は、秋田県が県内の再エネ導入の拡大と産業振興を目的に、秋田港及び能代港にて洋上風力発電事業者の公募を行ったもので、平成27年2月5日に丸紅が事業者として選定されている。
これまでに、合計出力14.5万kW(秋田港6.5万kW、能代港8.0万kW)の着床式洋上風力発電※ の計画を想定し、丸紅を中心に開発可能性調査が実施されており、今年の4月に丸紅が特別目的会社「秋田洋上風力発電株式会社」を設立している。
※ 着床式洋上風力発電
洋上風力発電設備の基礎を直接海底に設置したもの
事業化可能と判断された場合は、事業化に向け投資判断
同社は、「秋田洋上風力発電株式会社」に出資参画することとし、共同事業実施者とともに開発可能性調査を実施する。調査結果により事業化可能と判断された場合には、事業化に向けた投資判断をし、地域の理解を得た上で建設・事業化段階に移行するという。
また同社は、これまで全国各地で洋上風力発電事業の検討を行っていて、国内先行案件の一つとなるこの事業の開発可能性調査を実施することで、今後注目される洋上風力発電の知見獲得等を目指すほか、今後も再エネの普及・拡大に積極的に取り組んでいくとしている。

関西電力株式会社 プレスリリース
http://www.kepco.co.jp/corporate/pr/