メガソーラー向けパワコン
日新電機株式会社は、大規模メガソーラー発電所向けに、様々な機能を追加した新型パワーコンディショナ「スマートパワコン」を開発したことを発表した。
新製品は、屋外設置用で重耐塩仕様であり、定格容量は660キロワットとなっている。また、その名称「スマートパワコン」とは、5つのスマート(特長)が追加されたことからネーミングされたものである。
高機能でコスト削減
5つのスマートとして、まず、1つ目は、高機能・高効率であることだ。従来機の特長である「直流集電機能内蔵」「TR一体施工可能」「制御電源胸腔不要」「屋外エンクロージャが別途不要」などの機能を新製品に追加し、業界最高クラスの変換効率98.7%を実現している。
次に、コンパクト設計により、従来機と比較して、高さを3分の2、重量を10%低減したことにより、小型・軽量化を実現した。
3番目の特長は、インバータをモジュールかし、330キロワット×2台で構成したことで、これにより、インバータ1台で異常が発生しても、残りの1台で運転継続が可能となる。
4番目は、従来機のエアコン冷却方式を、熱交換器と強制空冷を併用する「ハイブリッド冷却方式」にすることで、消費電力を大幅に削減したことである。
5番目は、内部構成機器に高寿命部品を採用することで、従来機は3回であった生涯メンテナンスを1回に低減した。また、冷却方式がエアコンレスであるため、エアコン本体交換も不要となり、20年間トータルでのランニングコストも半減している。
(画像はプレスリリースより)

日新電機株式会社
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