薄型設計により20%以上の省スペース化を実現
2017年5月15日、株式会社日立産機システムは、メガソーラ向けに、パワーコンディショナー(以下、PCS)を3台接続でき省スペースな多巻線変圧器(以下、同多巻線変圧器)を開発し、2017年6月1日から販売を開始すると発表した。
太陽光パネルで発生した直流電流はPCS、変圧器および系統側設備がセットになったシステムにより交流電流として電力系統に送られるため、一般的には、これらを構成する機器は同数必要である。
このたび開発した同多巻線変圧器は、1台にPCSを3台接続できるため、変圧器と系統側設備を3台設置した場合に較べて20%以上の省スペース化と、約30%の軽量化が図られる。また、導入費用が低減され、工期も短縮される。
多巻線変圧器の概要
同多巻線変圧器の容量はPCS×3台用で2000kVA、高圧側電圧は22kV、低圧側電圧は360V、寸法は幅2,590mm・奥行2,440mm・高さ2,650mm、質量は9,900kg、無負荷損は4,000W、負荷損は21,800W、短絡インピーダンスは667kVA基準で6.60%だ。
(画像はプレスリリースより)

日立 ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/2017/05/0515.html