発電量は138万キロワットアワー
日鉄鉱業株式会社は、岩手県釜石市にある同社の遊休社有地に、太陽光発電設備を建設することを発表した。
この発電設備は、現在稼働中の釜石鉱山メガソーラー発電所に隣接する社有地に建設されるもので、名称は「釜石鉱山メガソーラー発電所 第二発電所」となる。
約4億4,000万円を投資して、約17,000平方メートルにわたり太陽光パネルが設置される。設備容量は1,000キロワットで、予想される発電量は、年間で約1,380,000キロワットアワー。運転開始は、平成29年12月の予定である。
遊休社有地などを利活用
同社では、再生可能エネルギー部門として、地熱や水力、太陽光など、地球環境に配慮した自然エネルギーの開発に取り組んできた。
地熱発電については、昭和48年から鹿児島県の霧島地域において地熱エネルギーの調査を開始し、平成8年3月には、九州電力株式会社大霧発電所(設備容量30,000キロワット)に蒸気の供給を開始した。また、水力発電については、岩手県の釜石鉱山において、坑道や採掘跡の空間、坑内湧水を利用した発電を行っている。
そして、太陽光発電については、平成25年に、北海道の洞爺湖メガソーラー発電所(設備容量1,990キロワット)と、福岡県の庄内メガソーラー発電所(設備容量1,453キロワット)において、発電を開始。その後、平成26年には、長崎県で柚木メガソーラー発電所(設備容量1,500キロワット)、栃木県で野木メガソーラー発電所(設備容量1,500キロワット)が発電を開始した。
さらに、平成27年には、今回の発電所の隣接設備となる釜石鉱山メガソーラー発電所(設備容量1,997キロワット)、福岡県で上穂波メガソーラー発電所(設備容量1,750キロワット)、平成28年には、岩手県で釜石中の沢メガソーラー発電所(設備容量1,990キロワット)が稼働し、これまで全国7ヵ所の遊休社有地や堆積場において、太陽光発電事業を行ってきた実績がある。
(画像は日鉄鉱業より)

日鉄鉱業株式会社
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