産業用分野や燃料電池自動車向けに大幅な伸びが見込まれる液化水素の需要に対応
2017年5月11日、岩谷産業株式会社は、同社と関西電力株式会社および堺LNG株式会社の合弁会社である「株式会社ハイドロエッジ(以下、ハイドロエッジ)」において、液化水素製造能力を現行の1.5倍に増強することを決定したと発表した。
同増強は、今後、ロケット用燃料・半導体・化学などの産業用分野や燃料電池自動車・バス向けなど、大幅な伸びが見込まれる水素需要増に対応するためで、増設ラインからの供給開始は2019年7月の予定。
液化水素製造設備増設の概要
ハイドロエッジは、国内初の商業用液化水素製造拠点として、2004年4月1日に、岩谷産業50%・関西電力39.8%・堺LNG10.2%の出資で、資本金4億9,000万円で設立された。本社および工場の所在値は大阪府堺市西区築港新町。
現在の水素液化器生産能力は3,000L/h×2系統で、今回3,000L/h×1系統を増設し、合計9,000L/hになる。
なお、岩谷産業グループは液化水素製造において国内シェアがほぼ100%を占めており、今回の設備増強により、「山口リキッドハイドロジェン株式会社」のプラント2系統、「岩谷瓦斯株式会社千葉工場」のプラント1系統の合計で、6系統、18,000L/hになる。
(画像は岩谷産業公式ホームページより)

岩谷産業 ニュースリリース
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