太陽光発電の屋根「ソーラールーフ」の予約受付開始
米国テスラ社は5月10日、住宅の屋根に取り付ける太陽光発電の屋根「ソーラールーフ」の予約受付をテスラのウエブサイトで開始する、と発表した。
ソーラールーフは通常の屋根より全体として安価
テスラ社は、価格が手ごろで、耐久性があり、美しく、蓄電池と一体化した屋根置き太陽光パネル(ソーラールーフ、Solar Roof)を発売する。
ソーラールーフは、テスラ社の家庭用蓄電池「パワーウォール( Powerwall)」と統合されており、日中蓄積されたエネルギーは、いつでも利用可能で、住宅を個人の発電所に変える。太陽エネルギーは、例え系統電力が停止しても間断なく、昼夜を問わず電力を供給する。
消費者レポートによると、米国において平均規模の住居のソーラールーフは、普通の屋根との価格競争で、平方フィート当たり24.50ドル以下の費用になる必要がある。
テスラ社のソーラールーフの費用はそれ以下で、 典型的な住宅所有者は、ソーラールーフの平方フィート当たり21.85ドルの支払いで済み、美しい新しい屋根が家の価値を高めことを期待できる。
ソーラールーフは、ソーラーと非ソーラーの2種類のタイルを使用する。通りから屋根を見てもその違いは判らない。顧客は、自宅の電気消費量に基づいて必要なソーラータイルの数を選択できる。
テスラ社は、住宅所有者がソーラールーフの前払い価格と家庭で生成できるエネルギー価格を見積もることが可能なソーラールーフ計算機を作り、透明性を確保している。
テスラ社の非ソーラータイルのコストは、通常の屋根タイルとほほ同じである。ソーラータイルは、当初は高価であるが、時間の経過と共に家庭の電気代を削減するため、全体として屋根の費用よりも安くなる。
家の寿命までソーラールーフタイルを保証
ソーラールーフタイルは、強化ガラスで製造されており、強度が標準的な屋根タイルより3倍以上強く、重量は半分である。アスファルトやコンクリートのように経時劣化しない、最も耐久性の高い屋根である。
ソーラータイルのガラス自体は、自宅の寿命または無限のどちらか早いほうまでの期間保証するとのこと。
顧客は、ソーラールーフの注文をテスラ社のウェブサイトで行うことができる。 米国では今夏よりソーラールーフの設置を始め、2018年には米国外の設置を始める予定であるという。
(画像はプレスリリースより)

テスラの発表
https://www.tesla.com/blog/solar-roof