戦略的パートナー製品とのパッケージ
エコマリンパワー株式会社は、株式会社寺本鉄工所、古河電池株式会社、株式会社ケーイーアイシステムの戦略的パートナーとともに、造船所やオフショア・プラットフォーム運営業者、リグオーナーなどのオフショア業界向けの製品とソリューションを提供することを発表した。
これらの製品およびソリューションには、マリンソーラーパワー、バッテリー、統合監視システム、エンジニアリングおよび設計サービスが組み込まれている。
バッテリーやエンジニアリング作業製品など
バッテリーは、古河電池から古河サイクルパワー(FCP)シリーズとUltraBattery(UB)シリーズが供給される。このバッテリーシリーズはいずれも海上使用に承認されたものであり、VRLA(制御弁式鉛)技術に基づいた、信頼性・安全性・費用効率が高く、90%以上がリサイクル可能な製品である。
また、オフショアソリューションについては、寺本鉄工所が、ソーラーパネルとバッテリー用のマリングレードのフレームおよびエンジニアリング設計の支援を提供しており、これらの製品は、オフショア風力プラットフォームに適したオフショアジャッキアップリグシステムであるTM-600ジャッキアップシステムと組み合わせることもできる。
TM-600で使用されている油圧シリンダーの持ち上げ能力は600トンで、4つのシリンダーからなるシステムの総持ち上げ能力は2400トンとなる。
また、エコマリンパワーによる、マリンソーラーパワーのパッケージ「Aquarius」には、ケーイーアイシステムの協力によって提供するAquarius管理&自動化システムや低消費電力LED照明も含まれる。
風力併用ソーラーエネルギーシステムなどを開発
エコマリンパワーは、旅客フェリーや調査船、オイルタンカー、貨物船などの船舶用に、風力や太陽光などの再生可能エネルギーを基にした燃料節約と排ガス低減ソリューションを開発している。
主要製品開発プロジェクトである海洋船舶用の風力併用ソーラーエネルギーシステム「Aquarius MRE System」は、可動硬帆統合システムを制御するコンピューターを経由して、船が風力を利用できるようになることで、燃料消費量を減らし、有害ガス排出の低減を実現している。また、この硬帆にはソーラーパネルや他の装置も取り付けることが可能だ。
その他の環境に優しいテクノロジーとして開発したものには、ソーラー電気/ハイブリッド・マリンパワー船の「とんぼ」や、小型のソーラー電気通勤フェリー/エコ通勤フェリーデザイン「めだか」などがある。
(画像はプレスリリースより)

エコマリンパワー株式会社
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