中部電力およびMUL、初めて海外の送電事業に参画
2017年4月25日、中部電力株式会社(以下、中部電力)と三菱UFJリース株式会社(以下、MUL)は、ドイツにおける洋上風力発電所向けの海底送電事業に共同して参画すると発表した。
中部電力とMULは、共同出資会社(Chubu Electric Power & MUL Germany Transmission GmbH)を設立し、同社が三菱商事株式会社から、同事業の事業権を有する三菱商事子会社の株式の49%を取得することで合意し、株式譲渡契約を締結した。
洋上風力発電所向けの海底送電事業の概要
同事業は、北海洋上にある風力発電所を結ぶ、送電亘長が100km超となる4つの海底送電ケーブル(BorWin1、BorWin2、DolWin2、HelWin2)の運営および保守を行うもの。
送電容量は、BorWin1が40万kW、BorWin2が80万kW、DolWin2が92万kW、HelWin2が69万kW。また、送電亘長は、BorWin1とBorWin2が陸上75km・海底125km、DolWin2が陸上90km・海底45km、HelWin2が陸上45km・海底85km。
また、BorWin1、BorWin2およびHelWin2は完工済みで、DolWin2は2017年度に完工予定だ。
なお、オランダ国営送電事業者であるTenneT Holding B.V.と三菱商事子会社が、その事業権を保有している。
(画像はプレスリリースより)

中部電力 プレスリリース
http://www.chuden.co.jp/別紙 ドイツにおける洋上風力発電所向けの海底送電事業の概要[PDF:115KB]
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