高効率なソーラーパネルで出力27メガワット
世界的な統合エネルギー・プロバイダーであるTotal社は、サンパワーとイセグループとともに、石川県七尾市に、出力27メガワットの太陽光発電所の稼動を開始したことを発表した。
七尾発電所は、イセグループが50%の持ち分を保有しており、Total社およびサンパワーはそれぞれ25%の持ち分を保有する。
イセグループが所有する25ヘクタールの土地で建設された発電所は、厳しい日本の耐震建築基準を完全に満たすように設計されている。既に、配電網に完全に接続されており、8万台以上の高効率なサンパワーソーラーパネルを通じて電力供給を開始している。
Total社、再生可能エネルギー担当上級副社長のJulien Pouget氏は、イセグループとサンパワー両社と提携したこのプロジェクトは、急速に成長する太陽光発電市場で新しいプロジェクトを開発する戦略の一環であることに言及し、次のように述べた。
「七尾太陽光発電所の立ち上げは、我が社の日本における60年の歴史において、重要な節目です。Total社は、日本が、エネルギーミックスをさらに多様化して、我々のソーラーシステムや液化天然ガスを通して、手軽でクリーンなエネルギーを供給していくことをサポートします。」(プレスリリースより引用)
3ヶ国の企業が提携したプロジェクト
世界的な品質と安全管理システムを備えた卵農業業界のリーディングカンパニーであるイセグループは、再生可能エネルギープロジェクトへの取り組みを推進しており、その安全とセキュリティに対して尽力している。
イセグループの会長である伊勢彦信氏は、次のように述べた。
「七尾で操業を開始した太陽光発電所は、北陸地域最大の太陽光発電所です。我々は、世界有数のエネルギー企業であるTotal社と、世界で最も効率的なソーラーパネル技術を持つサンパワーとパートナーとなることを嬉しく思っており、このプロジェクトが日仏間の友好関係をさらに強化してくれることを願っています。」(プレスリリースより引用)
サンパワーの副社長である田尻新吾氏は、「七尾発電所で使用されているサンパワーのソーラーパネルは、従来のソーラーパネルと比較して45%多いエネルギーを創成することで、現場で発電される電力を最大限に高めており、長期的な信頼性と性能が認められている。」と説明し、Total社とイセグループとともに、日本で初めて太陽光発電所を稼動させたことは、日本市場の成長に対するサンパワーの取り組みを強調するマイルストーンであるとした。
(画像はプレスリリースより)

Total Press release
http://www.total.com/Sunpower
http://newsroom.sunpower.com/イセ食品株式会社
http://www.ise-egg.co.jp/