丸紅の全発電資産への導入を検討開始
2017年4月20日、丸紅株式会社は、千葉県袖ヶ浦市に所有する天然ガス焚き複合火力発電所である中袖クリーンパワーに、米国のGE Powerが開発した産業向けIoTプラットフォームであるPredix(プレディックス)を導入することに合意したと発表した。
中袖クリーンパワーは、プラント運営全体を最適化して、コストを削減し収益を増加するために、Predixを導入する。2017年4月より導入作業を開始し、2018年3月から本格稼動の予定だ。
なお、同発電所は、千葉県袖ヶ浦市 旭化成株式会社千葉工場内に所在し、発電方式が天然ガス焚き複合火力発電で、主要設備はガスタービン2基、蒸気タービン1基、発電機3基で、発電容量は100MW。2008年1月から運転を開始した。
Predixアプリケーションについて
中袖クリーンパワーにおいては、専用のアプリケーションAsset Performance Managementによって予兆検知して、発電機器の保守を最適化する。また、アプリケーションOperation Optimizationにより、発電所の運転効率を改善する。
Predixアプリケーションは、センサーから収集した各種機器のデータを、物理工学モデルや実証的・経験的知見に基づいた機械学習やAIによって分析する。これらの結果を、リアルタイムで可視化することにより、より迅速かつ精度の高い意思決定を行うことが可能となる。
(画像はプレスリリースより)

丸紅 ニュースリリース
http://www.marubeni.co.jp/2017042001.pdf