バイオマスセンターの取り組みなどで協力
福岡県みやま市は、同県三潴郡大木町と、「持続可能な循環型社会の構築に係る包括協定」を締結したことを発表した。
大木町では、生ごみの資源化など先駆的な取り組みで循環のまちづくりを進めており、メタンガスと液肥を抽出するバイオマスセンターである循環センター「くるるん」を10年前から稼動している。
みやま市は、平成30年度に同様のセンターを稼動させる予定であり、両市町が協力することで、施設のメンテナンスなどで相互支援が可能になるほか、みやま市の電力事業などお互いの強みを活用しながら循環型社会を構築していきたい考えだ。
電力を地産地消
また、この協定に基づき、大木町の10施設が7月からみやまスマートエネルギー株式会社の電力に切り替わる予定である。
みやまスマートエネルギーは、福岡県みやま市、株式会社筑邦銀行、九州スマートコミュニティ株式会社の出資によって設立された事業会社。自治体、地域金融機関、民間のノウハウを活用した地方創生のモデルケースとして、分散型・自立エネルギーシステム構築を目指している。
現在、低圧の利用者向けに、太陽光余剰電力買い取り・電力小売りなどの電力売買を行う「みやまんでんき」や、「みやまHEMSサービス」、高圧を取り扱う企業向けの高圧電力販売サービスなどを取り扱っている。
(画像はプレスリリースより)

みやま市
http://www.city.miyama.lg.jp/info/prev.asp?fol_id=18565