新FIT認定の認定数や認定失効数等の推計値
経済産業省は4月21日、改正FIT法の施行に伴い、認定数や認定失効した件数等の推計値を取りまとめ発表した。
全国の認定失効見込みは、45.6万件、27.66GW
経済産業省は、2017年4月1日「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法等の一部を改正する法律」の施行に伴い、3月31日までに電力会社と系統接続契約が締結されなかった案件が原則認定失効するため、その認定失効件数等について推計値を取りまとめた。
2016年6月末における全国のFIT認定数は315.2万件、106.49GWであった。そのうち、2017年3月31日までに接続契約を締結した数は269.5万件、73.56GWで、系統入札プロセス等対象案件数の0.2万件、5.27GWを加えると、新認定は269.7万件、78.83GWとなる。
実際には、3月末までに接続契約を締結した案件もあるため、4月1日時点の認定数は、これより大きくなると考えられる、とのこと。
認定失効の見込みは、45.6万件、27.66GWと推計した。
2016年6月末時点における太陽光発電のFIT認定数は314.9万件、84.86GWで、その中導入量は254.5万件、34.1GW、未稼働は60.4万件、50.77GWで、認定数のほとんどを占めている。
新認定で出力が高いエリアは、東京19.58GW、東北15.19GW、九州14.81GW
新認定で出力10GW以上のエリアは、第1位は東京で79.8万件、19.58GW、第2位は東北で18.0万件、15.19GW、第3位は九州で42.5万件、14.81GWだった。3つのエリアで、約63%を占める。これ以外のエリアは10GW以下であった。
認定が失効する見込みで、出力が高いエリアは、第1位が九州で10.2万件、7.23GW、第2位は東京で12.5万件、6.69GWとなり、2つで全体のほぼ半分を占める。
(画像はプレスリリースより)

経済産業省のニュースリリース
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