九電関連会社などを共同のコンソーシアム
電源開発株式会社は、同社と九電みらいエナジー株式会社、株式会社北拓、西部ガス株式会社、株式会社九電工からなるコンソーシアムが、響灘における洋上風力発電の事業化に向けて、SPC(特別目的会社)である「ひびきウインドエナジー株式会社」(以下、ひびきウインドエナジー)を設立したことを発表した。
ひびきウインドエナジーは、北九州市若松区に本社を置き、資本金は3億円で、出資比率は、九電みらいエナジー30%、電源開発40%、北拓10%、西部ガス10%、九電工10%、となっている。
そして、響灘での洋上風力発電事業の実現に向けて、風況観測や海域・地盤などの調査、発電施設の基本設計などを実施していく予定である。
充実した港湾インフラを持つ響灘地区
北九州市は、充実した港湾インフラや広大な産業用地といった響灘地区の特性を活かし、今後、大きな成長が見込まれるエネルギー産業の中でも、特に風力発電産業をターゲットに企業集積を進めている。
同地区では、民間地権者が一体となって調和のとれた開発を進めることを目的に「響灘地区開発推進協議会」を設立し、官民協力のもと、「グリーンエネルギーポートひびき」事業を行っている。
そして、このコンソーシアムは、洋上風力発電事業を通じ、この「グリーンエネルギーポートひびき」事業の実現、海洋再生可能エネルギーの導入量拡大、温室効果ガスの削減、エネルギーの安全保障への貢献を目指す。
(画像は電源開発より)

電源開発株式会社
http://www.jpower.co.jp/