電力需要の増加や環境負荷の小さい天然ガス火力電源の優位性の向上が見込まれる北米
2017年4月18日、東京ガス株式会社の100%出資子会社であるTokyo Gas America Ltd.(以下、東京ガスアメリカ)は、米国ペンシルベニア州においてエイリス・イーアイエフ・マネージメント(以下、エイリス)が運用しているファンドから天然ガス火力発電所「バーズボロ発電所」(以下、同発電所)の権益33.33%を取得することとしたと発表した。
同発電所の資本構成は、エイリス社、双日株式会社および東京ガスアメリカ社がそれぞれ33.33%となる。
なお、エイリスは、米国電力系プライベート・エクイティ・ファンドの運用会社だ。
また、東京ガスアメリカは、本社所在地がテキサス州ヒューストンで、東京ガス100%の出資により2013年2月に設立され、北米新規事業への投資と運営管理を行う。
東京ガスが、米国での発電事業に参画するのは、2016年10月に発表したニューヨーク州エンパイア発電所に続きいて2件目となるが、海外の発電事業に建設段階から参画するのは初めて。
バーズボロ発電所の概要
同発電所は、ペンシルベニア州バーズボロ町に所在し、天然ガスを燃料とするガスタービンコンバインドサイクル発電方式の新設発電所で、発電容量は48.8万kW。
現在、2019年度上期の営業運転開始を目指して建設中で、ペンシルベニアやニュージャージー州など米国北東部13州の独立系統運用機関PJMを通して電力を供給する予定。
(画像はプレスリリースより)

東京ガス プレスリリース
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20170418-02.html