電力自由化に関する調査
ソフトバンク株式会社は4月3日、新しい電気料金プラン「自然でんき」のサービス開始を記念して、20代~50代の男女500人を対象に、電力自由化に関する調査を行い、調査結果を発表した。
調査は、20代~50代・男女500人を対象に、期間3月15日から~3月17日までインターネットで行った。
全体で電力会社の切り替えは16.8%
電力自由化の認知度は90.4%と高い。50代では97.6%も認知しているが、20代は知らない人が20.0%もあった。全体で知らない人は、9.6%で少なかった。
実際に電力会社を切り替えている人は、16.8%と低い。電力会社を変更しない理由の第1位は「手続きが面倒そう」の42.1%でかなり高く、続いて「安くならなさそうだから」28.6%、「どの会社を選べばいいかわからないから」22.6%であった。
電力会社の切り替えに要する時間は、「1時間以上」と回答した人が34.2%と全体の3分の1以上で、「15分以上」と回答した人は4分の3以上で77.2%であった。
実際の切り替え時間は、Web利用の場合、10分程度だという。顧客は、目に見えない電気が対象のため、面倒な手間と手続きが必要だと考えているのではないかと推測する。
現在の電気代については、「高い」が29.8%、「どちらかというと高い」が52.4%と、82.2%もの人が割高だと感じている。また、「電気の基本料金が0円のプラン」を知っている人は、11.6%しかいなかった。
今の電力自由化の現状は、「現状に不満はあるが、手続きが面倒そうなため、電力会社の変更には至らない」と分析する。
環境保護活動などに興味のある人は、電気の節約と電力会社変更の割合が高い
電気代の節約を行っている人は58.8%で、行っていることは、「電気のスイッチをこまめにオン/オフしている」が90.8%、「LEDに変えた。もしくは、徐々に変えている」48.0%、「省エネ家電を使っている」30.3%、「コンセントをこまめに抜いている」42.9%などであった。
環境保護活動や寄付に「興味がある」と回答した人のうち、85.5%が「電気代節約のために、何か行っている」と回答し、46.1%が「電力会社を切り替えた」と回答した。
(画像はプレスリリースより)

ソフトバンク株式会社のニュースリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000025127.html