敷地面積あたりの発電量を向上させる独自工法を採用
株式会社NTTファシリティーズは4月13日、千葉県長柄町に「F長柄太陽光発電所」を建設し、同日、竣工式を行ったと発表した。
同発電所の太陽電池パネル設置容量は約1,905kW、想定年間発電量は約1,984MWhになり、これは、一般家庭消費電力約550世帯分に相当する。なおこの発電所は、同社74ヵ所目の太陽光発電事業用サイトとなる。
このサイトは、一部に太陽電池パネルを東西向きに設置して発電量を向上させる「FソーラーパッケージMタイプ」※ を導入、南向き設置の従来工法より導入部分の太陽電池パネル設置容量を約25%増やしていて、年間発電量はこれにより、約16%(882MWh→1,019MWh)増を見込んでいる。
※ FソーラーパッケージMタイプ
太陽電池アレイをM字型に配置する工法を採用したシステムで、太陽電池モジュール、専用架台、PCS等をパッケージにした商品。敷地面積当りの太陽電池パネル容量と年間発電量をアップし、設計・調達を大幅に簡略化したのが特長(特許出願中)。
自然エネルギーの普及・拡大や低炭素社会の実現に貢献
同社は今後、他の発電事業者に対しても、限られた面積の中で一定の発電量を確保可能となる「FソーラーパッケージMタイプ」の導入を積極的に提案することで、政府が推進する自然エネルギーの普及・拡大や低炭素社会の実現に貢献していくとしている。
【F長柄太陽光発電所の概要】
設置場所:千葉県長生郡長柄町長柄山字宿原1199-5外
事業者:株式会社NTTファシリティーズ
工事開始日:2016年10月27日
発電開始日:2017年3月27日
設置容量:1,905.12kW
(画像はプレスリリースより)

株式会社NTTファシリティーズ
http://www.ntt-f.co.jp/news/2017/170413.html