H.I.S.の子会社を通じて新たな発電事業に着手
株式会社エイチ・アイ・エスは4月14日、同社の子会社を通じ新たな発電事業に着手することを、同日の取締役会で決定したと発表した。
この背景に、既に欧州では再生可能エネルギー比率を40%に達する国があるにも関わらず、日本では現在10%程度しかなく、平成42年時点での導入水準も24%と設定しているに過ぎない実情がある。
このため、この3月に設立した同社子会社のH.I.S.SUPER電力株式会社※ にて検討していた、再生可能エネルギーを利用して行う発電・電力供給は、社会的価値が大きく収益も確保できる事業となると判断したことから、事業化に着手するとともに同社を全面的に支援していくとしている。
※ H.I.S.SUPER電力株式会社:
発電事業を行う会社として、平成29年3月22日に設立(本社は東京新宿区)。資本金は50百万円で、持株比率はエイチ・アイ・エスが66%、ハウステンボス株式会社が34%の構成比となる。
角田市にパーム油を燃料とするバイオマス発電所を建設
新事業では、宮城県角田市の敷地約2万m2に約90億円を投資して、パーム油を燃料とするバイオマス発電所「(仮)角田バイオマス発電所」を建設する。
この設備出力は41,100kWで、想定年間発電量は約35万mWhとなり、発電した電力は固定価格買取制度を活用し電力会社に販売する。この売電開始日は、平成31年7月を予定している。
(画像は株式会社エイチ・アイ・エスHPより)

株式会社エイチ・アイ・エス プレスリリース
http://www.his.co.jp/material/pdf/n_co_20170414.pdf