EVの活用例を利用者が発信し、EVによる再生可能エネルギー導入拡大の可能性を検討
2017年4月12日、住友商事株式会社(以下、住友商事)、日産自動車株式会社(以下、日産自動車)および鹿児島県薩摩川内市は、薩摩半島の西約30キロメートルに位置する上甑島(かみこしきしま)に電気自動車(以下、EV)40台を導入し、島民参加型のこしき島「みらいの島」共同プロジェクト(以下、同プロジェクト)を本格的に始動したと発表した。
同プロジェクトで導入するEVは、公共の乗り物・島民の生活の足として広く使用され、EVの特性を生かして活用した例を発信するとともに、EVによる再生可能エネルギーの導入を拡大する可能性を検討する。
「みらいの島」共同プロジェクトの概要
薩摩川内市と住友商事は、EVの使用済み蓄電池を用いた大型リユース蓄電池共同実証事業を実施しており、同プロジェクトで導入するEVの使い終わった中古電池を再利用して、再生可能エネルギーの出力変動を吸収して安定化することを検討する。
また、オンラインでEV充電を制御するシステムと大型リユース蓄電池システムを併用して、再生可能エネルギーの導入量の拡大に貢献する新しいエネルギー・マネジメント事業について検討する。
なお、薩摩川内市は、2013年に「次世代エネルギービジョン」および「同 行動計画」を定め、次世代エネルギーを活用したまちづくりに取り組んでおり、同プロジェクトでは、島内に充電環境を整備して、EVを普及・定着させるためのまちづくりを推進する。
(画像はプレスリリースより)

住友商事 ニュースリリース
http://www.sumitomocorp.co.jp/news/detail/id=29912