総出力19.05MWpのCS群馬新巻発電所の建設資金を調達
カナダのカナディアン・ソーラー(Canadian Solar Inc.)は4月6日、群馬県利根郡みなかみ町において、総出力19.05MWpのCS群馬新巻発電所建設のため、ゴールドマン・サックス証券株式会社のデュアルテナーグリーンプロジェクトボンド(dual-tenor green project bond)信託受益権と信託ABLにより、54億円(4,700万ドル)の資金を調達した、と発表した。
カナディアン・ソーラーが、同様な融資を受けるのは、鳥取県西伯郡大山町豊房にて行うメガソーラー事業に続き2回目である。
20年間東京電力株式会社に36円/kWhで売電
カナディアン・ソーラーは、群馬県利根郡みなかみ町新巻において、メガソーラー事業、出力19.05MWpのCS群馬新巻発電所を建設する。プロジェクトの運営会社は、ESP業務代理店のティーダ・パワー83合同会社が行う。
CS群馬新巻発電所は、2017年12月商業運転を開始する予定。発電電力はFIT制度を活用し、20年間東京電力株式会社に36円/kWhで売電する。
プロジェクトボンド信託受益権と信託ABLの2つにより、プロジェクト資金を長期的に調達
ティーダ・パワー83合同会社は、委任者ゴールドマン・サックス証券より、日立キャピタル信託株式会社を受託者として、融資により資金調達する。カナディアン・ソーラーは、アセットマネージャーを務める。
株式会社日本格付研究所(JCR)は、今回のプロジェクトの格付けを、最高水準である「A」と評価した。
CS群馬新巻発電所のグリーンプロジェクトボンド信託受益権と信託ABLは、1.5年間と20.3年間の2つの満期(dual-tenor)があるため、プロジェクト資金を長期的に調達でき、太陽光発電所の投資価値を最大化することができるとしている。
太陽光発電所を担保にしたノンリコースボンド(責任財産限定型社債)は、1.5年間固定金利の年率1.2874%で発行される。カナディアン・ソーラーが期間を延長する場合は、固定金利年率1.3588%に変更される。
(画像はカナディアン・ソーラーのHPより)

カナディアン・ソーラーのニュースリリース
https://canadiansolar.co.jp/