二酸化炭素排出削減に最大の効果をもたらす製品として認定
2017年4月4日、ソーラーフロンティア株式会社は、同社の太陽電池モジュール「SF175-S」が、「2016年度冬版L2-Techテック認証製品」として環境省によって認証されたと発表した。
L2-Techとは、環境省が定めたエネルギー起源CO2排出量の削減に最大の効果をもたらす先導的(Leading)な低炭素技術(Low-carbon Technology)を指し、最高水準と認められた製品を「L2-Tech認証製品」と言う。
環境省は、パリ協定の公約である温室効果ガスの排出量削減に向けた具体的な取り組みとして、2015年度から認証制度を導入した。
なお、L2-Tech認証製品は夏・冬の毎年2回募集され、2016年度冬版には、産業・業務用・家庭用を合わせて2,667件が掲載されている。
これらの製品は、2017年1月13日から2月10日に募集が行われ、L2-Tech水準表に掲載のある設備・機器等に該当し、発売済または2017年3月10日までに発売予定で、国内で製造または販売している製品という3つの条件を満たして、環境省が認証したもの。
2016年度冬に太陽電池モジュールとして同認証を取得した製品は、同社の「SF175-S」のみ。
太陽電池モジュール(SF175-S)
同社のCIS薄膜太陽電池は、銅(Copper)、インジウム(Indium)、セレン(Selenium)を主成分とし、高温や影に強く、実際の設置環境における発電量が多いことが特長だ。
同製品は、カドミウムや鉛などを使用することなく高い変換効率で、独自の生産技術により国内で一貫生産を行うため、製造時のエネルギー消費量が少ないなど、省資源で環境特性が優れている。
(画像はプレスリリースより)

ソーラーフロンティア ニュース
http://www.solar-frontier.com/jpn/news/2017/0404_press.html環境省L2-Tech特設ページ 「L2-Tech認証製品のご案内」
http://www.l2-tech.jp/introduction/環境省ホームページ 「2016年度冬版L2-Tech認証製品一覧」
http://www.env.go.jp/press/103767.html