蒸気生産設備から発電設備までの一貫プラント受注
2017年4月5日、JFEエンジニアリング株式会社は、岩手地熱株式会社(以下、岩手地熱)より松尾八幡平地熱発電所(仮称)(以下、同プロジェクト)の地上設備に関するEPC(設計・調達・建設)一式を受注したと発表した。
同プロジェクトは、2011年10月に設立された岩手地熱が、岩手県松尾八幡平地域において地熱開発事業を計画したもので、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下、JOGMEC)から債務保証対象事業として採択された国内初の案件だ。
受注の概要
同社は、地下より噴出する地熱流体(熱水)から発電に適した蒸気を取り出す蒸気生産設備、蒸気タービン・発電機などを含む地熱発電設備の設計・調達、造成・付帯土木を含む発電所建設および試運転まで、フルターンキーで請け負った。
なお、発電方式は、地熱蒸気によりタービンを直接回すフラッシュ式で、発電容量は7,000kW級。
また、岩手地熱の株主および持分比率は、日本重化学工業株式会社(14.44%)、地熱エンジニアリング株式会社(14.43%)、JFEエンジニアリング(28.86%)、三井石油開発株式会社(28.86%)、およびJOGMEC(13.41%)だ。
(画像はプレスリリースより)

JFEエンジニアリング ニュースリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2017/20170405081234.html