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2025年05月06日(火)
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日立パワーソリューションズ、自家消費型太陽光発電設備高効率化システムの実証試験を開始

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日立パワーソリューションズ、自家消費型太陽光発電設備高効率化システムの実証試験を開始

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自家消費型太陽光発電設備高効率化システムの実証試験
株式会社日立パワーソリューションズは4月5日、主要拠点の一つである茨城県日立市の「大みか別館」にて、年間電力使用量30%削減を目標とした自家消費型太陽光発電設備高効率化システムの実証試験を、同日から1年間行うと発表した。

この実証試験では、ビルの屋上や駐車場などに設置した太陽光発電設備(パネル350枚)と蓄電池からなる自家発電設備、およびビルの照明や空調設備とエレベーターなどの負荷設備を、自動制御機能付きのEMS(エネルギーマネジメントシステム)を用いて制御する。

EMS
そして、電力需要や発電量を過去のデータと組み合わせて予測し、需要モデルを作成するとともに、太陽光発電設備を有効活用するための蓄電池の充放電や電力負荷の自動制御を検証するもの。

同社は、再エネ利用発電システム・蓄電池システム・EMSの納入を多数行うとともに、各種分野での省エネ診断サービス提供実績とノウハウを有している。

また、情報・制御関連システムの設計・製造および保守サービス拠点の大みか別館では、省エネ法対応として電力を「見える化」し、使用量データを2010年から蓄積している。

実証試験を活用して経済性や省エネルギー効果を確認
今回の実証試験では、こうした実績・ノウハウ・技術を用いて、天候などの気象情報と過去の電力使用量データから1日の電力需要を予測するとともに、気象や日照などのデータから太陽光発電設備の1時間ごとや1日の発電電力量を予測して、電力の需要モデルを作成する。

また、太陽光発電設備の発電電力を最も有効活用するため、電力の需要予測や発電予測から蓄電池の充放電を自動的に制御するほか、電力需要のピーク時に充放電や空調などの負荷を自動的に制御し、発電と電力使用を最適化する自家消費型太陽光発電設備の高効率化システムを構築する。

そして、この4月から1年間の実証試験にて、EMSで蓄積した過去の電力使用量のデータから作成した需要モデルと、蓄電池と空調機の自動制御機能を組み合わせることにより、省エネルギー効果を検証することとしている。

また同社は、この実証試験を活用して経済性や省エネルギー効果を確認し、工場、商業施設、オフィスビルなどをターゲットとした事業化を検討していくとのこと。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

株式会社日立パワーソリューションズ プレスリリース
http://www.hitachi-power-solutions.com/news/data/

 

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