安全安心事業の一環として建設された防潮堤と防潮扉
岡山県瀬戸内市にある錦海塩田跡地を利用した国内最大級の太陽光発電所を建設中の瀬戸内Kirei未来創り合同会社は、施設の一部である錦海湾堤防補強工事が完了し、2017年3月30日にその寄贈式を開催した。
今回の寄贈式は、日本最大級となるのメガソーラー「瀬戸内Kirei太陽光発電所建設プロジェクト」で、安全安心事業の一環として行われた錦海湾堤防補強工事と、玉津港・師楽港の防潮堤と防潮扉の新設工事の完了により、瀬戸内市に対して行われたもの。
建設が進む日本最大規模の太陽光発電所
2019年春の稼働開始を目指して進められる同プロジェクトは、瀬戸内市の使用されなくなった約500haの錦海塩田跡地の一部、約265haを利用して建設される日本最大規模の太陽光発電所である。
瀬戸内Kirei未来創り合同会社は、土地所有者である瀬戸内市と施行協定及び土地賃貸借契約を締結しており、今回の寄贈が行われている。
完成した防潮堤などを見学するツアーも開催
式では武久顕也瀬戸内市長や瀬戸内市議会と共に、事業者・施工者・金融機関そして報道機関など、100名以上の来賓が出席し、寄贈が行われた。
式典後のイベントとして、錦海湾側から今回完成した堤防や防潮堤を見学するツアーも行われ、一目工事完成現場を見ようと牛窓漁協の船舶に乗り込んだ式典出席者らは、大規模工事が完了した喜びを分かち合っていた。
同プロジェクトの完成後は最大出力230MWを予定しており、年間では一般家庭約7万世帯分の消費電力に相当する電力を供給する。この規模は、瀬戸内市のCO2総排出量の約半分となる、年間192,000tの削減効果が見込まれている。
(画像はプレスリリースより)

@ press 瀬戸内Kirei 錦海湾堤防補強工事竣工、寄贈式開催
https://www.atpress.ne.jp/news/124885寄贈した設備の概要
https://www.atpress.ne.jp/releases/124885/att_124885_1.pdf瀬戸内Kirei未来創り合同会社
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