電源供給に『フィルム型色素増感太陽電池』を活用
スマート・セキュリティ製品の開発・製造・販売事業を展開する株式会社Secualは、積水化学工業株式会社と共同で『フィルム型色素増感太陽電池(DSC)』を活用した、Secual次世代センサーの開発を始めたと発表した。
IoTに対応する長期安定した電源供給が課題
世の中ではIoT(Internet of Things)の普及が進み、最近では身近な機器にも多かれ少なかれIoTを意識した製品が開発されている。
そんな中、同社が独自で開発したIoT機器である、センサーとゲートウェイを用いたスマート・セキュリティ・サービスにおいて、長期に及ぶ安定的な動作の確保のために、電源供給という課題のクリアが大きな壁となっていた。
そこで今回その課題を克服すべく、次世代モデルのセンサーに積水化学が開発した『フィルム型色素増感太陽電池(DSC)』を取り入れ、製品化を進める事になった。
「薄く」「曲がる」「貼れる」そして室内光でも発電可能
積水化学の『DSC』は、太陽光は勿論、室内光などの低照度(照度500ルクス以下)でも発電可能。そして1mm以下の薄さとガラスの1/10以下という軽さに加え、「曲がる」「貼れる」といった特性を持つフィルム状の色素増感太陽電池である。
Secualでは今後様々な場面での活用が見込まれる同製品に着目した事から、積水化学と共同開発へと進展する事となった。
なお同社では、コンセプトモデルとなる、次世代センサー搭載の「スマート・ウィンドウ(仮称)」を、中小企業やベンチャー企業などの起業家に対し事業創造の支援をするプログラム「LIXILアクセラレーター・プログラム」の一環として、関係者向けの展示会にて3月30日より展示する予定。
(画像はプレスリリースより)

PR TIMES Secual 次世代センサーの共同開発を開始
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