東和銀行との協調融資総額は約12.1百万米ドル相当
株式会社国際協力銀行(JBIC)は3月31日、「海外展開支援融資ファシリティ」の一環として、中堅・中小企業であるファームドゥ株式会社のモンゴル国法人Everyday Farm LLC (EDF)と、融資金額8.5百万米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結した、と発表した。
支援融資は、株式会社東和銀行との協調融資によるもので、協調融資総額は約12.1百万米ドル相当になる。
モンゴルで8.3MW太陽光発電による電力供給プロジェクト
対象となる事業は、ファームドゥがEDFを通じて、モンゴルのウランバートル市の近郊農場で実施する、8.3MW太陽光発電による電力供給プロジェクトである。
EDFは今後20年間、モンゴル国営送配電会社に売電する。
プロジェクトは、年間想定GHG削減量を10,580tとする計画で、公益財団法人地球環境センター(GEC)による平成28年度二国間クレジット制度(JCM:Joint Crediting Mechanism)設備補助事業に採択されている。今回の融資は、JBICとして最初のJCM事業への支援となる。
ファームドゥは、1994年2月群馬県前橋市に設立し、農業用資材および農産品や各種食品の販売、太陽光発電による売電事業を行う中小企業である。今回の融資は、ファームドゥの海外事業展開への支援を通じて、日本産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものであるという。
日本企業の海外事業展開を金融面から支援
JBICは、引き続き日本の公的金融機関として、アジアなど成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援する方針である。
(画像は株式会社国際協力銀行のHPより)

株式会社国際協力銀行のニュースリリース
https://www.jbic.go.jp/