西勝原第三発電所の出力変更と新たな目標を設定
北陸電力株式会社は4月3日、西勝原第三発電所の発電所出力を増加させたため、電気事業法(第27条の27)に基づき発電事業変更届出書を経済産業大臣へ同日届出を行うとともに、水力発電電力量について、さらなる拡大に向け新たな目標を設定したと発表した。
同発電所は、水車の設備改修(水車羽根車交換)に伴う性能確認試験結果にて、発電所出力を1,500kW増加できることを確認したことから、出力を変更したとしている。
これにより、最大出力は従来より1,500kW増えて49,500kWとなる。年間発電電力量は年間約660万kWh増加し、これは一般家庭約2,100世帯の年間使用電力量に相当する。また、年間約3,900tのCO2排出量削減効果になるとのこと。
2025年度の拡大目標を07年度比2.4億kWh/年に設定
同社は、電源の低炭素化に向けた取組みの一つとして、水力発電電力量の拡大を目指し既設設備の改修等に積極的に取組んできた結果、2020年度の拡大目標1.3億kWh/年(2007年度対比)を、今年度中に達成できる見込みになったもの。
このため、2020年度までの拡大目標を1.5億kWh/年(同)に引き上げるとともに、さらなる拡大に向け、新たに2025年度の拡大目標を2.4億kWh/年(同)として設定したとしている。
(画像はプレスリリースより)

北陸電力株式会社 プレスリリース
http://www.rikuden.co.jp/press/attach/17040302.pdf