東京電力エナジーパートナーのグリーン電力メニュー「アクアプレミアム」
2017年3月29日、キリンホールディングス株式会社は、CO2を排出しない水力電源を販売する東京電力エナジーパートナーのグリーン電力メニュー「アクアプレミアム」を食品・飲料業界として初めて採用すると発表した。
アクアプレミアムは、同社が支払う電気料金の一部を、水源涵養林の育成など水力資源の維持・拡大などに活用するもので、キリンビール取手工場およびキリンビバレッジ湘南工場で、4月1日より導入する。
アクアプレミアムの導入により、杉の木約107万本に相当する年間約15,000トン規模のCO2排出量が削減される。
資源エネルギー庁と環境省が推進する「グリーン熱証書」および「グリーン電力証書」
同社グループのキリンビール神戸工場では、化石燃料由来の熱消費量に相当する「グリーン熱証書」、また、シャトー・メルシャンでは、全電力使用量に相当する「グリーン電力証書」で対応する予定で、約8,000トン規模のCO2排出量が削減される見込み。
これらの取り組みは、同社の温室効果ガス(greenhouse gas)中期削減目標達成に向けたもので、2017年3月に「Science Based Targets(SBT)イニシアチブ」の承認を受けている。
また、同社グループは、資源循環100%社会の実現を目指して、「水資源」「生物資源」「容器包装」「地球温暖化」の4つの柱を重要なテーマとした長期環境ビジョン達成に取り組んでいるとのこと。
(画像はプレスリリースより)

キリンHD ニュースリリース
http://www.kirinholdings.co.jp/news/2017/0328_02.pdf