ドローン活用の「太陽光パネル点検ソリューション」
西日本電信電話株式会社(NTT西日本)と株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイトは3月24日、ドローンを活用した太陽光パネル点検ソリューションの提供を、同日から始めると発表した。
現在、ドローンはさまざまな社会課題を解決する手段の一つとして産業活用への期待が高まっていることから、ドローンを活用することで、これまで把握が難しかった情報を遠隔で収集・解析することで、業務の効率化や異常の早期検知によるリスク低減などが期待できる。
中でも太陽光パネルの点検においては、2017年4月1日からの法改正※1による点検厳格化や、発電設備の老朽化による故障率増加に対応するべく、効率化が求められており、ドローンの活用ニーズが高まってきている。
※1「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法等の一部を改正する法律」(2016年5月25日成立・6月3日公布・2017年4月1日施行)
(プレスリリースより引用)
このため、NTT西日本グループは2016年9月から5ヶ月間実施したフィールドトライアルの結果を踏まえ、メガソーラー事業者向けに同ソリューションの提供を始めることとしたもの。
飛行申請~ドローン撮影・画像解析・レポート作成まで
同ソリューションは、ドローンとサーモカメラの空撮により、広大な太陽光パネルの異常箇所を短時間で発見し、レポートを作成するもので、事業者は、これを利用することで、これまで人手に頼ってきた点検作業の省力化が期待できる。
この特長は、飛行申請のほか、ドローンを使った撮影から撮影画像・映像の加工・解析、およびレポートの作成までを提供するもので、提供エリアは全国となる。
また、ドローンやサーモカメラ等の最先端技術を活用したメガソーラー点検業務を低廉な価格で利用できるほか、ドローンの自動航行機能により高さ・角度をコントロールしながら空撮することで、撮影漏れを防止し全てのパネルを均一な品質で撮影できるという。
なお、この提供料金は、2MW・1拠点当たり15万円(税抜)からとなっているが、利用条件による見積もりをするとしている(ドローンパイロットの交通費は別途要)。この問い合わせ先は、URL:
http://www.ntt-neo.com/service/solarpanel/とのこと。
(画像はNTT西日本HPより)

西日本電信電話株式会社 プレスリリース
https://www.ntt-west.co.jp/news/1703/170324a.html