世界最大規模の地熱発電、第1号機が商業運転を開始
国際石油開発帝石株式会社は3月22日、インドネシア共和国北スマトラ州サルーラ地区において、子会社のインペックスジオサーマルサルーラ社を通じて参画している、世界最大規模の地熱発電事業「サルーラ地熱IPP事業」で、3月18日第1号機が商業運転を開始した、と発表した。
IPPとは、Independent Power Producerのことで、独立系発電業者を指す。
プロジェクト完成後の地熱発電は世界最大、出力約330MW!
地熱発電プロジェクトは、国際石油開発帝石、伊藤忠商事株式会社、九州電力株式会社、インドネシアのメドコ・パワー・インドネシア社、米国のオルマット・テクノロジーズ社が、各子会社と共同出資した事業会社、サルーラオペレーションズ社を通して地熱開発を行うものである。
国際石油開発帝石は、インペックスジオサーマルサルーラ社がメドコ社の子会社の株式49%を取得し、プロジェクトに参加した。
地熱発電プロジェクトは、2014年出力約330MWの地熱発電所を目指して建設を開始し、2016年10月出力約110MWの第1号機の建設工事が完了した。その後、試運転を行い、今回商業運転を開始した。
電力は、30年間インドネシア国営電力会社(PLN社)へ売電する予定。
今後、2017年第2号機、2018年3号機の商業運転に向けて、建設工事を続けるという。
(画像はプレスリリースより)

国際石油開発帝石株式会社のプレスリリース
http://www.inpex.co.jp/news/pdf/2017/20170322_a.pdf