太陽電池とバッテリーを内蔵したLED内照式標識「デザインソーラーパネル(DSP)」
自然エネルギーや省エネ技術関連商品の製造販売を手掛けるエコフューチャー株式会社は、『ジャパン・レジリエンス・アワード2017(強靭化大賞)』にて、同社が製造販売する「デザインソーラーパネル(DSP)」が優秀賞を受賞したことを発表した。
DSPとは、標識本体に太陽電池とバッテリーを内蔵し、太陽光を利用して日中に発電した電気をバッテリーに蓄え、夜間は蓄電された電気で標識を点灯させる、LED内照式標識およびサインや看板のことを言う。
「レジリエンス性」や「公共性」などで高評価
同アワードにて優秀賞を受賞した理由としては、停電時にも避難者に対して効果的に防災情報を伝達できる「レジリエンス性」。太陽光発電を採用し環境に配慮した面と、太陽電池を隠し景観と調和したデザインを考慮した「公共性」。
またそれらを含めた「技術力」や「革新性」に、将来的にはWi-Fiアクセスポイント機能やビーコンなどのセンサーを追加すれば、より幅広い使用方法が検討できる「波及性」などが評価されている。
受光部分に印刷フィルムを重ねデザイン性をアップ
同社ではDSPにおいて全国の自治体や民間企業に向け、200台以上の導入実績を誇っている。主な特長として、看板の内部に収納された太陽電池の受光部分に印刷フィルムを重ね、無機質なパネルを無くしたことにより、景観に合わせたデザインが可能になっている。
同時に標識全面に太陽光電池を配置したため、従来より5倍の面積が得られ、それにより発電能力の向上並びに明るさの向上を実現した。このことにより発電能力とデザイン性を両立させることが可能となった。またバッテリーには市販の充電式単三蓄電池を使用し、コスト削減も考慮されている。
同社では今回の受賞によりDSP販売を拡充し、今後もDSPを主力とした新製品の開発を推進するとしている。
(画像はプレスリリースより)

エコフューチャー株式会社 ニュースリリース
http://www.ecofuture.co.jp/news/20170316.htmlエコフューチャー株式会社
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