風力発電向け、約240億円のプロジェクトファイナンスを組成
株式会社みずほ銀行は3月21日、日本風力開発ジョイントファンド株式会社が風力発電施設を取得するためのリファイナンス資金について、アレンジャーとして、総額約240億円のプロジェクトファイナンスを3月13日に組成した、と発表した。
日本風力開発ジョイントファンド(ファンド)は、株式会社日本政策投資銀行(DBJ)と日本風力開発株式会社(JWD)が、2016年2月に共同設立した。
資本金は1億円、株主はDBJ50%、JWD50%。ファンド規模は約340億円で、出資期間は、固定価格買取制度における各発電所の売電期間終了までの予定である。
リファイナンスに全国から9つの金融機関が参加
DBJとJWDは、共同で約340億円規模のファンドを設立し、JWDから全国15カ所の風力発電施設を購入し、運営を開始した。
みずほ銀行は、リードアレンジャー兼エージェントとして、約340億円のうちDBJからの融資分約240億円をリファイナンスした。参加金融機関は、みずほ銀行、日本生命、静岡銀行、第四銀行、東邦銀行、みちのく銀行、りそな銀行、NTT ファイナンス、岩手銀行の9つ。
今回のリファイナンスは、複数の風力発電所ポートフォリオを対象とした国内最大規模のプロジェクトファイナンスである。
また、2017年3月に格付投資情報センター(R&I)からトリプルB の格付を取得した。
みずほ銀行は、日本国内の再生可能エネルギー分野におけるプロジェクトファイナンスを活用し、トップクラスの実績を保有しており、今後も再生可能エネルギーの普及に積極的に取り組んでいくという。
(画像はみずほ銀行のHPより)

株式会社みずほ銀行のニュースリリース
https://www.mizuhobank.co.jp/