世界最小最軽量の太陽光発電用蓄電システム発売
オムロン株式会社は3月15日、主に戸建住宅に向け、世界最小最軽量クラスと太陽光発電出力アップの両立を実現したハイブリッド蓄電システム「KP55Sシリーズ」を2017年4月から発売すると発表した。
同商品は、大容量化が進む住宅向け太陽光発電システムに対応したもので、蓄電池容量は6.5kWh、パワコン容量は5.5kWとなり、発電をムダなく活用できる。
最近は、住宅用太陽光発電はグリッドパリティ※ に到達したといわれ、家庭で使用する電力をより安価に家庭で作る「自家消費」への移行が進むとみていて、エネルギー関連市場は今後も一定の市場が形成されるものと想定している。
※ グリッドパリティ:
再生可能エネルギーによる発電コストが、系統からの電力料金と同等か、それ以下になる状態を指す。
太陽光発電システムの大容量化に対応
同社はこれまでもエネルギー関連市場に関わる社会ニーズに応えるため、太陽光発電普及のための技術AICOT(R)やパワコン、太陽光発電用ハイブリッドシステムなど、様々な技術や製品・サービスを提案してきている。
今回発売する太陽光発電用ハイブリッドKP55Sシリーズの蓄電ユニットは、同社従来機種であるKP48Sシリーズと比べ、20%の小型化を実現しているほか、パワコン出力を4.8kWから5.5kWへと約15%アップさせ、太陽光発電システムの大容量化に対応させたとのこと。
主な特長は、2015年夏発売の太陽光発電用ハイブリッド蓄電システム「KP48Sシリーズ」のコンセプトを継承し、蓄電池はこれまでより薄さ30%ダウン、体積比20%とさらにコンパクト化し、世界最小最軽量クラスを実現している。
また施工方法は、従来機種と同様、パワコン・DC/DCコンバータは壁掛け設置、蓄電池はクレーン搬入や基礎工事が不要なため、設置時の工数・工費の大幅削減が可能になったという。
(画像はプレスリリースより)

オムロン株式会社 プレスリリース
http://www.omron.co.jp/press/2017/03/c0315.html