2017年世界の太陽光発電需要は73.9GW
台湾TrendForce社の一部門でエネルギー関連を市場調査するEnergyTrendは3月13日、Gold Member Solar Reportの中で、2017年世界の太陽光発電需要は73.9GWと予測した。
2017年インドは日本を抜き世界第3位の市場に
世界の太陽光発電需要は、ここ数年間拡大してきたが、今年初めて横ばいになる。2016年73.3GWで、2017年73.9GWの微増、とEnergyTrendは予測する。
2017年の太陽光発電市場におけるトップ3のランキングが変わる可能性があり、インドが日本に代わり第3位の市場になるだろう、という。
中国は依然第1位であるが2017年は国内設置目標が昨年より少し低い、第2位の米国は太陽光発電を支援する政治情勢になっていない、第3位の日本はこれから数年間電力買取価格を引き下げる予定である。
一方、インドは、太陽光発電に対して依然として強い需要を維持しているため、2017年世界需要の少なくとも14%を占め、日本を抜き世界第3位の市場になる可能性がある、とアナリストは述べた。
インドは、2020年までに100GWの導入を目標設定しているため、太陽光発電需要は長期にわたって確実に成長する。
インドの新・再生可能エネルギー省(MNRE)は、2016年末でインドの累計電力網接続型太陽光発電設備が9GWを上回った、と公式に発表した。
世界最大の巨大な太陽光発電所を建設中
インド政府は、世界最大の太陽光発電所Rewa Ultra Mega Solar Projectの建設入札結果を発表した。2018年中の操業を計画しているので、インドの太陽光発電需要に、実用規模で大きく貢献するであろう。
インド政府は、まだ物品税とサービス税(Goods and Services Tax、GST)の税率を決定していないので、 太陽光発電需要に大きな影響をおよぼす可能性がある、とアナリストは述べた。
(画像はプレスリリースより)

EnergyTrendのニュースリリース
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