ソーラーシェアリングによる「新潟鈴木ファーム太陽光発電所」を着工
自然電力株式会社とjuwi(ユーイ)自然電力株式会社は3月7日、新潟県新潟市で、自然電力グループ初となるソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)による「新潟鈴木ファーム太陽光発電所」を着工した、と発表した。
ソーラーシェアリングとは、農地に支柱を立てて上部に太陽光発電設備を設置し、農業と発電事業を同時に行う太陽光発電事業。農林水産省は、2013年3月農地転用の取り扱いを公表し、これを「営農型発電設備」と呼称している。
出力約1.36MWの発電と牧草の生産を両立
新潟鈴木ファーム太陽光発電所は、新潟県新潟市西蒲区越前浜の鈴木農園の一部約18,900平方mの農地を利用して、出力約1.36MWのメガソーラーである。
想定年間発電量は144.5万kWhで、一般家庭約440世帯分の年間電力消費量に相当する電力である。発電所の電力は、FIT制度を活用し、東北電力へ売電する予定だという。
自然電力と株式会社RETRYが共同で、発電所の開発を行う。EPC(設計・調達・建設)は、juwi(ユーイ)自然電力が担当する。
太陽光発電所下部の農地では、生育に支障がない牧草の生産が行われる。農作物への日射量を確保するため、パネルの架台間の距離を充分に確保した。また、地面からパネルの下端までの距離を約2m確保し、農業機械などが架台の下を通過できるように設計・施工する。
2017年5月運転開始予定
新潟鈴木ファーム太陽光発電所の着工日は2017年3月7日で、2017年5月の運転を予定している。
自然電力グループは、今後もソーラーシェアリング事業に取り組み、地域農業の振興と再生可能エネルギーの普及を目指すという。
(画像はプレスリリースより)

自然電力株式会社のニュースリリース
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