イギリスCFBボイラ事業大手の関連会社
住友重機械工業株式会社は、フォスターウィラー社より、再生可能エネルギー発電設備を取り扱うオランダのFW エナジー社の株式を譲渡する契約を締結し、FWエナジー社を子会社化することを発表した。
フォスターウィラー社は、イギリスのロンドンに本社を置き、従業員数36,000人、世界55ヶ国以上にオフィスを構える多国籍エンジニアリング企業であるエイメックフォスターウィラー社のグループ会社。再生可能エネルギー発電設備の中核をなす循環流動層(CFB)ボイラ事業においては、全世界で440 缶以上の納入実績を有している。
住友重機械工業は、CFBボイラ事業において 2001年からエイメックフォスターウィラー社と技術提携を行い、日本国内においてトップクラスの実績を有するとともに、東アジア・東南アジアにも供給してきた。
今回のFWエナジー社の株式取得により、CFBボイラ事業の技術およびノウハウを継承し、より高度な技術の提供、ならびに全世界での事業展開が可能となることが期待されている。
多様な非化石化燃料から発電
住友重機械工業では、最先端の精密制御機械・コンポーネントから、各種産業機械、船舶などの様々な商品を取り扱っており、さらに、資源の有効活用で、循環柄社会の実現をサポートするプラントシステムも展開してきた。
その中で、住友/フォスターウィラーCFBボイラを中核設備とした発電プラントは、従来は高効率利用が困難であった、木質バイオマス、廃タイヤ、廃プラスチック、スラッジなどの多様な非化石化燃料から電気、蒸気を作り出している。
また、これらのプラントは、フォスターウィラーの最新ノウハウにより、信頼性の高い設備を提供するとともに、非化石燃料の使用により、CO2の排出削減に貢献している。
(画像は住友重機械工業より)

住友重機械工業株式会社
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