里山バイオマス利用促進事業で組織づくり支援業務委託
広島県は3月1日、里山の未利用材をバイオマス燃料として地域内で活用するための仕組みづくりに向けた立上げ支援として、組織づくりや活動の具体化支援のための業務を委託することとし、公募型プロポーザルを行うと発表した。
プロポーザルでは、「里山バイオマス利用促進事業組織づくり支援業務」により、里山の未利用材をバイオマス燃料としての経済的な価値を与え、エネルギーの地産地消により地域内での資源と経済の循環を生み出して、里山の手入れや再エネ利用の促進と環境保全につなげることとしている。
この実施業務としては、活動を始めるための組織づくりのほか、未利用材の搬出・利活用・運営などの方法について、専門家を派遣しての助言をするとともに、地域一体での取組みを支援することになる。
自治体側に事業モデルの提案をする必要
また専門家には、先行事例の紹介や事業メリットを示すことでの機運醸成、未利用材の利活用法や組織運営事例調査、森林の健全性調査などとともに、実際の実行組織づくりの実施が求められる。
さらに、活動が持続性のある環境保全につながるよう、チップ化によるバイオマス発電や薪ボイラーによる熱利用などでの事業採算性評価を行った上で、自治体側に事業モデルの提案をする必要がある。
なお、同事業の予算額は720万円となり、申請の提出期限は2017年3月9日までとなっていて、プロポーザル説明書や仕様書等は広島県環境県民局環境政策課(電話:082-513-2912)にて交付を受けることができる。
そして提案書の提出期限は同3月17日までとなり、最優秀提案者の決定は同3月23日となっている。
(画像は広島県HPより)

広島県 プレスリリース
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/nyusatsukeiyaku/公告
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/life/仕様書
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/life/プロポーザル説明書
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/life/