融資額の80%を上限に債務保証を行う
平成29年2月27日(月)、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構は、岩手県八幡平市で岩手地熱株式会社が行う地熱発電事業に対して、債務保証を行うと発表した。
金属鉱物資源機構が行う債務保証事業は、地熱発電所の建設資金の融資を地熱資源開発事業者が民間金融機関から受ける場合、金属鉱物資源機構が融資額の80%を上限に、民間金融機関に対して債務保証を行う事業である。
地熱資源開発事業者への資金供給を円滑にすることで地熱発電の拡大を図ることが目的としている。
補助金、出資、債務保証を受ける初めての案件
岩手地熱株式会社は、平成24~26年度には、地熱資源量調査の補助金、平成27~28年度には、探査に対する出資を受けて地熱資源開発を行ってきたという。そして今回、シングルフラッシュ方式の地熱発電所の建設を決定したとしている。
地熱発電所の建設で岩手地熱株式会社が、株式会社みずほ銀行、株式会社東北銀行、株式会社岩手銀行から建設資金の一部を調達することから、金属鉱物資源機構が借入の80%相当額を債務保証するという。
尚、補助金、出資、債務保証の支援措置を受けるのは、初めての案件であるとしている。
(画像はプレスリリースより)

経済産業省 ニュースリリース
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