ケニアは世界第9位の地熱発電能力保有国
2017年2月28日、三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、三菱商事株式会社および現地企業であるH. Young & Company (East Africa) Ltd との3社コンソーシアムにより、ケニア共和国のケニア発電公社(Kenya Electricity Generating Company Limited、以下、KenGen)向けに、出力7万キロワット級の蒸気タービンおよび発電機などを含む発電設備2系列を受注したと発表した。
同国中部のナクル郡に建設されるオルカリアV(Olkaria V)地熱発電所(以下、同発電所)に納入するもので、運転開始は2019年の予定。
なお、KenGenは、独立行政法人国際協力機構(JICA)による円借款(政府開発援助)を受けて、この事業を進めている。
ケニアは世界第9位の地熱発電能力保有国で、近年の順調な経済成長を背景に電力需要が増加しており、KenGen では地熱発電所の新設および出力増強に力を注いでいる。
地熱発電所増設で都市エリアにおける電力需給の逼迫を緩和
同発電所は、首都ナイロビの北西約100キロメートル、標高約2,000メートルの大地溝帯に位置している。
同発電所増設で、都市エリアにおける電力需給の逼迫を緩和するとともに、再生可能エネルギー由来の電力供給を増強することにより、気候変動に対する影響の緩和を目指す。
(画像はプレスリリースより)

MHPS ニュースリリース
http://www.mhps.com/news/20170228.html