世界最大級の洋上風力発電設備設置船を運航
株式会社商船三井は、洋上風力発電設備設置船を保有するSeajacks International Limited社(以下、Seajacks社)グループの株式の5%を、丸紅株式会社から取得することを決定したと発表した。
Seajacks社は、洋上風力発電タービン・付帯設備据え付け事業、洋上オイル&ガスプラットフォーム向けサービス事業を行っている企業。世界中の安全で効率的なオフショアソリューションを提供する洋上風力発電設備設置船について、現在、「Kraken」「Leviathan」「Hydra」「Zaratan」「Scylla」という5隻を保有、運航している。
この設置船は、プラットフォームに海底着床、及び昇降の為の脚を装備し、プラットフォームを海面上に上昇させてクレーンによる洋上風力発電設備の設置作業を行う。
プラットフォームを波浪の届かない高さまで上昇させて保持することにより、波浪中でもクレーンを用いた作業を行うことができる。洋上風力発電設備据え付け作業の他、油井/ガス井のメンテナンスを支援する作業等に対応可能である。
再生可能エネルギー領域へ参画
商船三井は、今回のSeajacks社の株式取得によって、欧州を中心に世界的に拡大する洋上風力発電の設置に関わることで、新規の海洋事業として、再生可能エネルギー領域への参画の第一歩となると考えている。
そして、同社は、今後も世界各地・各港の環境保全に寄与していくとともに、企業理念に則り、安全運航の徹底と海洋・地球環境の保全を積極的に推進していく意向を示している。
(画像はプレスリリースより)

株式会社商船三井
http://www.mol.co.jp/pr/2017/17011.html