アップルの新キャンパス「Apple Park」
米国アップル社は2月22日、広さ175エーカー(約708,200平方m)の新キャンパス「Apple Park」への社員の移転を4月から開始する、と発表した。
社屋および敷地内の建設は、今夏末まで行われる予定。従業員約12,000名の引っ越しには、6カ月以上かかる見込み。
100%再生可能エネルギーを使用!屋上に17MWの太陽光パネルを設置
Apple Parkは、スティーブ・ジョブズが創造とコラボレーションの拠点として思い描いていた施設である。
メインの建物はドーナツ型で、外装は、280万平方フィート(約260,128平方m)の世界最大規模の曲面ガラスで覆われている。
電力には100%再生可能エネルギーを使用する。屋上に、17MWの太陽光パネルを設置したApple Parkは、敷地内で太陽エネルギーを運用する世界最大規模の施設である。
Apple Parkは、建築デザイン会社Foster+Partnersと共同で、広さ500万平方フィート(約464,515平方m)のアスファルトとコンクリートの土地を、草地と乾燥に強い約9,000本のカリフォルニア原産の樹木に置き換えた施設とした。
そのため、自然換気型の建物としては世界最大で、1年のうち9カ月間は暖房もエアコンも不要になると見込まれている。
Apple Park内にスティーブ・ジョブズ・シアター
Apple Park内には、Apple Store、カフェを併設したビジターセンターや、10万平方フィート(9,290平方m)規模のApple社員向けフィットネスセンター、セキュリティで管理された研究開発施設、スティーブ・ジョブズ・シアターがある。
スティーブ・ジョブズ・シアターは、席数1,000の大ホールで、入口の高さ20フィート(約6m)・直径165フィート(約50m)のガラス製の円柱がメタリック・カーボン・ファイバー製の屋根を支える。2017年後半のオープンを予定している。
(画像はプレスリリースより)

アップル社のプレスリリース
https://www.apple.com/