響灘洋上風力発電施設の設置・運営事業者の選定結果
北九州市は2月15日、改正港湾法に基づいて「響灘洋上風力発電施設の設置・運営事業者公募」を行い、外部有識者で構成する評価・選定委員会での審査・評価結果を参考に、占用予定者(優先交渉者)を選定したと公表した。
選定したグループは、九電みらいエナジー株式会社が代表企業となるコンソーシアム「ひびきウインドエナジー」で、構成企業には、電源開発株式会社、株式会社北拓、西部瓦斯株式会社、株式会社九電工が入るとのこと。
同市は、響灘地区の有するポテンシャルを活かし、「風力発電関連産業の総合拠点」の形成などを目指して、平成22年度から「グリーンエネルギーポートひびき」事業を推進していて、このほど北九州港港湾区域で洋上風力発電施設の設置・運営に関する企画提案を募集したもの。
約1,750億円の総事業費で最大44基の風車を設置
この結果、選定された企画提案(公募占用計画)では、事業実施方針として、風力発電事業や海洋工事等の各分野で豊富な知見を持ち、同市にて地域密着の事業を展開する地元連合でコンソーシアムを構成するとしている。
また、事業期間を通じて地域の理解を得るとともに地域経済の発展に貢献するよう努め、同市事業の実現を目指すほか、公募水域の全域を対象に風車の離隔距離や水深・藻場等を考慮して風車の配置計画を策定するとのこと。
なお計画では、約1,750億円の総事業費にて、公募対象水域全エリアに最大44基の風車を設置し、平成34年度から着工後、順次運転を開始するとのこと。そして、産業集積と地元企業や漁業への貢献のほか、市民環境学習への貢献などを計画のポイントとして掲げている。
(画像はプレスリリース参考資料より)

北九州市 プレスリリース
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/kou-ku/「参考資料」
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000760254.pdf